経理の退職というピンチを、
業務の属人化も解消して、経理代行で乗り越えられたお客さま
経理もやって、経営も見て…もう限界!業務を分けたら、視界がクリアに。 従業員数:10〜30名
- 記帳代行
- 給与計算代行
- 年末調整代行
- 税務顧問
- 労務顧問
導入のきっかけ
経理全般を経営者親族が1名で担当、経理以外の業務として経営判断にも対応していました。企業が急成長するなか、日々の経理業務の負荷も大きくなる一方。経理業務に多くの時間を割く必要があることから、経営判断など、本来は時間を割きたい「未来や打ち手を考える」業務に時間を割くことができない状況に陥っていました。
経理業務には給与計算業務を含みます。企業の数字や従業員個々の情報などを、親族ではない社内の第三者である従業員と共有することに問題やリスクがあるとの判断から、経理業務がその親族の手から離れない状況にありました。
そこで、経理全般も担当する親族の業務を、アウトソーシングできる業務と、そうではない業務とに区分けして、前者を社外に委託することを検討しはじめました。この検討の過程で、テントゥーワングループに相談をお寄せいただきました。テントゥーワングループからは、経理代行サービスをご案内。経理代行サービスをご利用いただくことのメリットとして、コスト削減はもとより、経営者やその親族だからこそできる「増収増益に直結する本質的な経営業務」に時間が割けるようになることを挙げました。経営者親族1名に有事があった場合の属人化リスクについても説明した結果、「経理代行サービスを利用しない」という選択肢がなくなりました。つまり、その親族1名に、突然の傷病をはじめ就業不能や不幸があった場合、その時どうするのか、経理業務が停止するのではないか、誰もこの親族に代わって経理業務ができない、これが属人化リスクです。
導入前からこれまでを振り返って
経理代行サービスを導入する前は、目の前の事務作業に追われる親族は、経営者とともにじっくりと経営について考える時間を割くことができませんでした。新しい得意先とご縁をいただくことや、新しい従業員をむかえることは企業にとって「ありがたい」ことですが、その裏側には経理業務の増加が付きまといます。とくに、給与計算事務は、定期的にそれなりの時間を奪う「待ったなし」の業務です。これに対応することで、毎月の試算表も遅れ・遅れとなり、経営の「いま」を知る大切な情報が不透明になりつつありました。
経理代行サービスを導入した後は、経理業務に関する事務手続きそのものをアウトソーシングしていることから、アウトソーシングできないチェックや判断業務を除き、記帳業務や給与計算業務からも解放されました。もちろん、試算表をはじめ経営の「いま」を知るための情報もリアルタイムに得ることができ、企業を成長させるための「未来や打ち手を考える」時間を確保できるようになりました。
一般的にも、経理代行サービスの効果は、月を重ねることに目に見えます。「経理業務:経営判断=9:1」だった時間配分が、経理代行サービスの利用開始後、およそ半年を経過した時点で、「経理業務:経営判断=5:5」にまで変化しています。
私たちが、お客さまに貢献できたと自負していること
「適材適所」という言葉のとおり、アウトソーシングできる業務をテントゥーワングループでお預かりし、そこで軽減された負荷(=浮いた時間)を、アウトソーシングできない業務に投下していただきたい、と考えます。アウトソーシングできない業務=経営判断に集中していただくことができれば、きっと企業は「さらに成長」すると考えます。
テントゥーワングループの経理代行サービスは、個人ではなくひとつのチームとして提供しています。主に会計業務を担当するチーム、主に労務業務を担当するチームが一体となって、経理代行サービスを提供しています。また、ご契約によっては、このチームに、税理士や社会保険労務士が、税務顧問や労務顧問としてジョインします。そのため、スピード感をもってシームレスなサービス導入や展開が可能であり、これがテントゥーワングループの経理代行サービスの強みであるといえます。
私たちが整理した業務フローは可視化して共有しています。そのため、社内の第三者である従業員で経理業務を行うべき、つまり「外製から内製へ」という経営判断の転換があったとしても、アウトソーシングいただいた経理業務を円滑にお戻しすることができます。とはいえ、人材の採用や教育が容易ではない昨今、人的資源には限りがあります。経営者やその親族など経営幹部のみならず、せっかくご縁があった人材の貴重なお時間は、ぜひ「増収増益に直結する業務」に充てていただきたい、と願っています。
お客さまからいただいた私たちの評価
人材を採用し、教育し、そして雇用し続けるためには多くのコストやリスクをともないます。具体的には採用費、教育費、給与や賞与、社会保険など公的保険の企業負担、有給休暇、ハラスメント、そして退職リスクなど、そのコストやリスクを数え上げると切りがありません。
親族ではない社内の第三者である従業員に、企業の数字や従業員個々の情報を共有することもリスクのひとつであり、これが、経理代行サービスご利用のきっかけでもありました。
経理代行サービスをご利用いただいた後、「時間にゆとりができた」、「全体を俯瞰して考える余裕ができた」、「プロセスを気にする必要がなく、結果をもとに考えることができる」という評価をいただいています。何より、「雇用のコストやリスクを考えなくてもよい」とも評価いただき、いまでは税務顧問と労務顧問も依頼いただいています。
従業員にも労務コストがあるように、経営者やその親族も、当然の如く無償ではありません。また、経営リスクを負う経営者やその親族の報酬が割安であることはなく、経営幹部の時間が確保できる利点はアウトソーシングするコストに代えがたい、とも考えます。
そのため、テントゥーワングループの経理代行サービスのご利用により、経理業務を担当する親族の時間配分が、サービス導入前の「経理業務:経営判断=9:1」から、サービス導入後の「経理業務:経営判断=5:5」にまで変化したことに大きな価値があるともいえます。