クラウド経理導入のススメ
クラウド経理とは?
クラウド経理とは、
従来の紙ベースやローカルシステムで行われていた経理業務を、クラウド上で実施する仕組みを指します。
インターネットを介してデータをリアルタイムで管理・共有できるため、業務効率化やコスト削減が期待できます。
2024年版「中小企業白書」では、
中小企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取り組み状況が詳しく整理されています。
とくに、経理業務の効率化に向けたクラウド経理の導入は、DX推進の一環として重要視されています。
中小企業におけるクラウド経理導入のメリット
効率化と時間短縮
クラウド型会計ソフトは、銀行やクレジットカードと連携し、取引データを自動で取得・仕訳します。
これにより、手入力の手間が省け、経理担当者の負担が大幅に軽減されます。
また、インターネット環境があれば場所を問わず利用できるため、出張先や自宅からでも経理業務を行うことができます。
コスト削減
クラウド型会計ソフトは、初期コストが抑えられ、月額利用料も比較的低価格で提供されています。
さらに、アップデートや法令改正への対応が自動で行われるため、追加のコストや手間がかかりません。
これにより、総合的なコスト削減が期待できます。
ペーパーレス化と環境への配慮
環境への配慮が求められる現代、クラウド経理によるペーパーレス化は重要なポイントです。
紙の使用量を減らすだけでなく、データ保存スペースの確保が不要になることで、業務効率も向上します。
また、データはクラウド上で安全に保管されるため、物理的な書類の紛失リスクも低減します。
もちろん、物理的な書類の保管コストも削減できます。
よくある例として、クラウド経理によるペーパーレス化によって、
これまで月々の固定費負担となっていたトランクルームが解約でき、目に見えてコスト削減ができた、
などの場合もあります。
セキュリティ強化
クラウド型会計ソフトは、専門のセキュリティ対策が施されており、データの安全性が高いです。
また、定期的なバックアップやアクセス制限機能により、不正アクセスやデータ消失のリスクを最小限に抑えます。
さらに、法令改正への対応も自動で行われるため、常に最新の状態で業務を進めることができます。
自動化によるミスの削減
取引データの自動取得や仕訳機能により、手作業での入力ミスが減少します。
これにより、会計処理の精度が向上し、経営判断の質も高まります。
また、税理士とのデータ共有もスムーズに行えるため、申告業務の効率化にも貢献します。
テントゥーワングループが実現するクラウド経理導入の効果
テントゥーワングループでは、中小企業がクラウド経理を導入する際のサポートを行っています。
テントゥーワングループでは、クラウド経理導入に当たり、まずは既存の業務フローを整理します。
ここでは、手入力による転記がないか、手入力によるがゆえのチェック目的の重複作業がないか、
そもそもデータ連携により手入力を排除する余地がないか、を整理します。
そのため、テントゥーワングループのサポートで得られる効果としては、
クラウド型会計ソフトに由来するメリットはもとより、クラウド型会計ソフトを導入するための
業務フロー再編で得られるレガシーシステムからの脱却で得られるメリットが大きいといえます。
なお、レガシーシステムとは、過去に構築されたものの、
長きにわたって刷新されなかった古い技術のままの仕組みや業務のことを指しています。
テントゥーワングループによるサポート実績によれば、クラウド経理導入前後で、
少なくとも月当たり3営業日から5営業日程度、年間では36営業日から60営業日の業務負荷軽減が期待できます。
ここにさらに、月次決算の早期化をはじめ、クラウド型会計ソフトのメリットに由来するメリットが加わり、
効率的かつリアルタイムな経営判断の実現という本質的な目的も達成します。
導入時に考慮すべきポイント
内製 vs 外製、どちらが良いか?
クラウド経理導入を、社内の経理担当者による対応(内製)、
アウトソーシングによる対応(外製)のいずれを選択すべきか、
は次のようなメリットを比較して決定することが望ましいといえます。
①社内の経理担当者による対応(内製)のメリット
・社内にクラウド経理導入に関する知識やノウハウが蓄積できる。
・既存の業務フローの実務や実態に密着した柔軟な対応ができる。
・長期的な視点で、企業文化や独自の要件を深く理解した運用が期待できる。
ただし、そもそもの経理業務やクラウド経理に関する専門知識を持つ経理担当者の採用や育成には
時間とコストがかかることから、内製は人的リソースに余裕がある場合にのみ有効です。
他方、社内で完結しようとすることから、既存の業務フローに多くのレガシーシステムが含まれる場合には、
業務フローの抜本的な再編に至らないことも少ないとはいえず、
レガシーシステムからの脱却で得られるメリットが十分に期待できない課題もあります。
②アウトソーシングによる対応(外製)のメリット
・他社の導入事例にも知見がある専門知識を持つプロフェッショナルに業務を委託できる。
・クラウド経理のボトルネックを熟知した専門家によって短期間でスムーズに導入できる。
・社内で完結せず、外部の専門家がクラウド経理の導入から運用までをサポートするため、
レガシーシステムからの脱却で得られるメリットも期待できる。
ただし、アウトソーシングによる対応(外製)には一定のコストが発生するため、
委託しようとする専門家に実績や知見があるのか、費用対効果がバランスするのか、クラウド経理導入のみならず、
その導入後にも継続的にコストが発生するのか、を確認する必要があります。
テントゥーワングループでは、業務フローの課題や人的リソースの現状を事前に詳細整理し、
社内の経理担当者による対応(内製)とアウトソーシングによる対応(外製)のいずれが、
費用対効果として妥当なのか、を判断します。
また、両者(内製と外製)を組み合わせたハイブリッド型のサポートにも対応しています。
テントゥーワングループでは、事前の詳細整理の徹底や柔軟な支援体制により、
クラウド経理の最適な運用体制構築を第一義に、クラウド経理導入の効果最大化を追究しています。
初期コストとランニングコストの比較
クラウド経理の初期投資には、主に以下のコストが含まれます。
①導入コスト
システムのセットアップやデータ移行にかかるコスト
②トレーニングコスト
経理担当者や関連する従業員が、新しいシステムを習得するための研修やサポートコスト
一方、クラウド経理導入後に発生するランニングコストとしては、
以下のような月額利用料や追加機能のコストが考えられます。
①月額利用料
クラウド経理サービスの基本料金で、利用機能や利用規模に応じて変動するコスト
②追加コスト
ユーザー数の増加や特定の機能を追加する場合に発生するコスト
長期的なコストパフォーマンスを維持するために、これらのコストを比較・整理した上で、
以下のポイントに注目してください。
①ランニングコストの安定性
月額料金が予測可能で、追加コストが抑えられるプランを選ぶこと
②投資対効果
初期コストが高くても、業務時間の短縮やコスト削減効果が高いシステムを選ぶこと
③スケーラビリティ
事業規模の拡大に対応できる柔軟な料金体系を持つサービスを選ぶこと
テントゥーワングループでは、
企業の予算や業務ニーズに応じて最適なコストバランスを提案、
コストやロスを最小限とする導入プロセスをサポートします。
システム選定の注意点
現在、市場には多種多様なクラウド経理システムが存在し、それぞれに特徴や機能が異なります。
そのため、自社の業務フローや経理業務の課題に最も適したシステムを選ぶことが非常に重要です。
たとえば、入力業務の自動化を優先する企業であれば、AI仕訳機能に優れたシステムを選定することが適切です。
一方で、経営データのリアルタイムな可視化を重視する場合は、
ダッシュボード機能が充実しているシステムが適しているといえます。
テントゥーワングループでは、クラウド経理導入前のヒアリングを通じて、
企業ごとの具体的なニーズや課題を詳しく整理します。
除去すべきレガシーシステムを特定、再編後の業務プロセスに適合するシステムを厳選して、
クラウド経理導入後の運用にも支障がないことを前提に、個別具体的に提案します。
もちろん、クラウド経理導入のメリットやデメリットも分かりやすく対比し、
クラウド経理導入の効果を最大限に引き出すためのアドバイスを追究しています。
クラウド経理で実現する未来
経済産業省の「中小企業白書」によると、中小企業の約70%が経理業務の効率化を課題として挙げています。
そのうち、クラウド経理を導入している企業は約20%にとどまり、多くの企業がデジタル化を進める余地があります。
さらに、中小企業庁が掲げる「取引適正化の推進」「生産性向上支援」「成長投資支援」の施策に呼応し、
物価高や人手不足といった課題を克服するための環境整備が進められています。
とくに、省力化投資を活用することで、持続可能な賃上げと「稼ぐ力」の向上を目指す動きが加速しています。
つまり、クラウド経理は、中小企業が直面する多くの課題を解決する「ひとつの鍵」ともなり得るといえます。
テントゥーワングループでは、このような変化を背景に、
即効性のあるクラウド経理ソリューションの導入支援を行っています。「マネーフォワードクラウド」の導入を基軸に、
中小企業の経理業務の効率化をトータルでサポート、経理代行(BPO)サービスを組み合わせることで、
ツール導入効果を最大化し、中小企業が持続的な成長を遂げるための体制構築を支援しています。
クラウド会計ソリューションの導入をご検討の際には、ぜひご相談ください。